犬猫の病気/犬・猫の感染病とその予防
犬・猫の感染病とその予防
犬猫の感染病は、ウイルス、細菌、寄生虫あるいは原虫などの病原体が宿主(犬・猫)に感染し、体内で増殖することによって発病します。
しかし、その病状の発現は病原体側、宿主側の条件及びそれを取り巻く環境とのからみで非常に大きな差が出てきます。

感染病に対する予防 感染病に対する予防は、その成立要因である病因(感染源)に対して行われ、その方法は病原体の排除、侵入、発病防止を目的として、消毒・隔離などの衛生対策と抗生物質・ワクチンなどの医療対策があります。
これらのうち1つ以上の予防対策が有効に働けば感染病は予防できます。
しかしながら、犬猫の場合、実際問題として感染源及び伝播経路対策は非常に難しい場合が多く、現状では宿主へのワクチン接種によりあらかじめ免疫を与えておくことが、もっとも有効な感染病に対する予防策といえます。
予防対策

■感染源対策:(感染源の排除)
感染源となる動物の消毒・隔離や、その汚染物の処理です。

■伝播経路対策:(感染経路の遮断)
病原体が感受性動物に侵入する経路を遮断することです。

■宿主対策:(宿主の感染防御機能の強化)
動物の感染症に対する抵抗性を高めるためにワクチン接種や抗生物質の投与等の対策がとられ、特に抗生物質が無効であるウイルス病の予防にはワクチン接種が有効です。

補足 予防対策をとるときには、発病動物の臨床状態、臨床検査、一部免疫学的検査などにより病気の診断が確定され、それぞれに適切な治療・予防を行うことなります。

しかし、特にウイルス感染病の場合には、2次感染対策としての抗生物質による治療以外はほとんど有効なので、あらかじめ各種ワクチン接種による予防対策が重要です。

宿主の感染防御機能の強化は、正しいワクチンの接種によって得られるものです。

特に接種量、接種時期、接種経路は厳格に遵守することが必要です。