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てんかん

栃木県獣医師会

てんかんとは、原因不明の脳の機能の障害により、一時的に発作を起こして倒れてしまう病気です。けいれんや、意識を失うことは、飼い主に大変驚きとショックを与えるものですが、あわてずに、犬や、飼い主の方がけがをしないようにして、発作が落ち着くまで待っていて下さい。

たいていの場合、発作は、数十秒で治まりますが、その時によだれや尿失禁が見られることもあります。

発作は、突然意識を失うこともありますが、時には、発作前に落ち着きがなくなるというような、何らかの前駆症状がみられることもあります。
2度、3度と発作を繰り返すようでしたら、発作の状態を携帯電話の動画で撮影して、動物病院へ受診されますとたいへん参考になります。

発作を繰り返すのにもかかわらず、治療せずにほっておくと、発作の間隔が短縮し、発作の時間も長くなっていくので、早く治療を開始してください。

治療は、病気を治すことはできないので、投薬は、発作を起こさないか、または、弱めることを目的としています。従って、投薬は長期にわたることを覚悟しなければなりません。
しかし、薬により発作をコントロールすれば、長生きもできますし、日々の生活も普通に送ることができますので、あまり悲観的にならないでください。

また、てんかん以外で発作を起こす病気として、産後の低カルシウム血症や、子犬の低血糖症、有機リン剤による中毒、脳腫瘍、心臓病などがあります。

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