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予防の大切さ

 

予防の大切さ  「予防」と一言でいっても様々な方法があります。

予防しておきたい内容としては、

栃木県獣医師会

1. 腸内寄生虫

2. ウイルスおよび細菌性の伝染病

3. フィラリア症

4. 外部寄生虫(ノミ、ダニ、シラミなど)

5. その他(美容的な事を含めた予防)

と大きく考えられます。

これらの病気や症状は、主にワクチンや内服薬や外用薬で予防が可能です。

愛犬・愛猫に対して、予防薬を適切な用量と期間行うことで快適な生活を送ることができます。

腸内寄生虫は、そのほとんどが糞便検査で調べることができます。しかし、糞便検査でも見つけることの出来ない寄生虫もいますので、飼主さんは日々の生活において肛門周囲や糞便の状態をよく把握しておく必要があります。

伝染病を予防するための予防接種(狂犬病および混合ワクチン)は、注射によって動物自身の免疫力を高めることにより、主にウイルス性の伝染病から体を守ります。 病気の種類によりますが、予防接種の効果が持続する期間はだいたい1年間と考えられています。したがって、年に1度は定期的に注射を受ける必要があると考えられます。

フィラリア症は蚊の発生している期間に内服等で定期的な駆虫を行えば、決して怖い病気ではありません。 しかし、投与期間が不十分であったり、空いてしまったりすると感染の危険がでてきます。そのような場合は、感染の有無と投薬時の安全性を確認するための検査を必ず行う必要がでてきます。

外部寄生虫は、主に散歩時など屋外で寄生してきます。 ノミやダニはそれらの代表と考えられます。これらは気温と湿度の上昇してくる春頃から涼しくなってくる秋頃まで活発に繁殖し、活動して寄生してきます。

その他、例えば、ある部分を「よく舐める」という行動は、「気にしている」とも言い換えることができます。よって、そこが悪化する前に処置や治療をおこなうことも重要であり、予防といえます。 具体的には、耳をよく振る、掻くといった行動が見られた場合、外耳炎のようにひどくなる前に耳掃除を行うといったことや、爪の伸びすぎにより爪が自分に刺さったり、折れたり変形したりすることに伴う跛行を起こさないように爪切りをするといった美容的なことが挙げられます。 また、シャンプーや食事管理・体重管理といったことも結果的には皮膚疾患や消化器疾患、運動器疾患の予防につながります。

予防として大切なことは、何かが起こる前に「予防できること」を飼主さんが動物に対して選択してあげることです。また、気になる事がある時には早めに獣医さんに相談し、対処をしてあげることです。 予防意識を持ちつつ、家族の一員として、共に充実した生活を送っていきましょう。

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