牛乳には、タンパク質、乳脂肪、糖質や水分のほかに、ミネラルやビタミンなどがバランスよく含まれています。特にタンパク質やカルシウムが豊富なので、骨を丈夫にするといわれています。
骨には体を支え、内臓を守る役割のほかに、カルシウムをためておく「貯金箱」の役割もあるのです。体内のカルシウムは、99%が骨や歯にあり、残りの1%は血液の中にあります。血液中のカルシウムは筋肉の収縮に欠かせない働きがあり、特に心臓の筋肉細胞はカルシウムが少なくなり過ぎると動かなくなることが分かっています。
では、人がしばらくカルシウムを摂らないとどうなるのでしょうか?「心臓が止まる!?」そんなことがないように、血液中のカルシウムが不足すると、骨からカルシウムが溶け出して補っています。ですから、骨から溶け出した分のカルシウムを補充しないでいると、骨が弱くなってしまいます。
骨は古くなると破骨細胞が現れ、古い骨細胞を破壊しますが、そこに血液の中から運ばれてきたカルシウムが自然に付着して新しい骨ができます。人の骨は、こうして2~3年で全身が新しく生まれ変わるといわれています。
カルシウムは、体に吸収されにくい成分ですが、牛乳や乳製品のカルシウムは、カゼインや乳糖の働きで小魚や野菜などと比べて吸収率が良いのが特徴です。
カルシウムを効率よく摂るためにも、牛乳や乳製品を毎日摂りましょう。
![]() |
〒320-0032 栃木県宇都宮市昭和1丁目1-23 TEL:028-622-7793 FAX:028-621-9660 |
![]() |