日本で乳牛といえば約99%が黒白模様のホルスタイン種です。この他にも代表的な乳牛種が数種類、明治時代から輸入されています。
・ホルスタイン種
原産地はオランダからドイツのホルスタイン地方です。体が大きく乳房が発達していて乳量が多く、世界中で最も多く飼われています。性格はやさしく、寒さに強く暑さに弱いのが特徴です。黒白の他に茶白もいます。
・ジャージー種
イギリス海峡ジャージー島原産です。淡い褐色でやや小型。ホルスタインより乳量は少ないのですが、乳脂肪はホルスタインより高くなっています。
・ガーンジー種
イギリス海峡ガーンジー島原産です。淡黄褐色できれいな白っぽいまだら模様が見られます。乳脂肪率が高く、脂肪球が大きいのが特徴で、牛乳よりもバターやチーズ作りに適しています。
・エアシャー種
スコットランド地方が原産です。茶色と白のまだら模様で、厳しい自然環境でも育つ牛です。乳脂肪が高く、ナチュラルチーズを作るのに最適です。
・ブラウンスイス種
スイスが原産です。ナチュラルチーズに適した濃厚なミルクを出すアルプスの名牛です。黒褐色からシルバーがかったブラウンで体は大型、性格はおとなしいほうです。
・牛の飼い方
牛のお腹には微生物がいて、人が食べられないものを微生物の力を借りて栄養とし、牛乳を作ります。酪農家は牛の体調をみながら、エサの種類や回数、量などに注意してエサやりを行っています。
・一日の管理
1.一日朝と夕方に次の作業が行われます。
イ)エサやり
ロ)搾乳作業
ハ)子牛の哺乳作業
ニ)牛舎の掃除
2.日中の作業
イ)サイレージの取り出し
ロ)環境の整備
ハ)機械、設備の補修
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